
「Y2K」という言葉が広まって久しくなります。
テレビなどのメディアでも、今となっては「平成~!」と叫びたくなるほど懐かしいグッズや当時の流行が古き良きものとして紹介される時代になりました。
そして、これから数十年後には令和の時代もそんな風に言われる未来が必ずやってきます。
今回は、そんな「令和レトロ」候補となるグッズを一挙紹介していきます。
※Y2K…「Year2000」という2000年を指す数略語。
①スマートフォン
まずは、大本命(?)の”スマホ”こと、『スマートフォン』
平成22年(2010年)には、わずか4.4%だったスマホ普及率も、
令和4年(2022年)時点ではなんと94.0%を突破!!
間違いなく、今の生活には欠かせない必需品となっています。
ただし携帯電話は、次々と新しい機能が追加されて流行りの移り変わりが早いのもまた世の常。
「私はAndriod派だったわぁ」「iphone買うのにめっちゃ並んだよね~」と懐かしむ日もそう遠くはないかもしれません。次世代の携帯電話は、一体どんな進化を遂げているのでしょうか。
2023年度の中古スマホ販売台数は前年比16.6%増の約270万台。
2024年度には315万台、2028年度には438万台に拡大する見込みだとしている。
メルカリをはじめとしたフリマサイトでも、2023年には4プラットフォーム合計で流通金額が200億円を超えた。
常に最新機種を購入する利用者層が多い一方で、節約のため等、必ずしも最新機種を求めないライトユーザーも一定数いるため中古スマホは以外と需要があるものです。
デザイン性が高いものや人気機種はいずれコアなユーザーの間でプレミアがつく可能性があります。、iphoneの全機種セットなど、保有しているだけでプレミアがつきそうですね!
②お掃除ロボット
続いては、部屋中を自動で掃除してくれる、『お掃除ロボット』
縦横無尽に動き回るその様子は、まるで生き物のよう。
そんなお掃除ロボットの存在を世に広めたのは、”iRobot ルンバ”
iRobotは米国の上場企業で、ルンバや床拭きロボット”ブラーバ”、プログラミングロボットの”Root”
などを製造しています。その中でも人気の中核を担うルンバは、
平成14年(2002年)の発売開始から、令和4年(2022年)までに、全24種類が発売されています。
部屋の角にフィットする△の形が特徴の『パナソニック “RULO(ルーロー)”』や、
直径25cmというコンパクトさが特徴の『日立 “minimaru(ミニマル)”』など、
国内の有名企業からも、多彩なお掃除ロボットが発売されていますね。
おウチのどこで使用するのか、細かな用途に分けて使い分けるのも、平成・令和流のお掃除ですね。
お掃除の性能を求めるのはもちろん、本物のペットのように接するユーザーもいるそう。
血統書つきの動物たちのように、デザインや動き・ブランドなどによって、”一緒に暮らすロボット”としての価値が高騰する日も来るかもしれません!
③ブルーレイディスク
3つ目は、『ブルーレイディスク』
様々な映像技術が発展したのも、平成~令和の大きな特徴の一つ。
ブルーレイディスクは、平成15年(2003年)にソニーが発売したモデルが初のようです。
容量は、DVDの約5倍、画素数は約6倍もあります。
DVDと比べて、圧倒的に高性能に思えるBDですが
その高性能ゆえに、購入価格がどうしてもDVDよりも高くなってしまうのがネックです。
お金を払ってまでDVD以上の品質は求めないというユーザーも一定数いるので、
普及率は2019年時点で44.3%となっています。再生機種の適応数もまだDVDの方が多いようです。
時代の大きな転機となったコロナショックを経て、おうち時間をリッチに過ごす方も増えましたが、
まだまだ普及率が上がりきっていないという点で、希少価値が上がるかもしれません。
単純に映像作品としての価値が上がるかもしれませんし、空データのものであれば必要とするニッチな層にヒットするかもしれません。いずれにしても、これからの動向に注目ですね。
④ファストファッション
【ファストファッション】は平成21年(2009年)の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれました。
“ユニクロ”や“GU”、”ZARA”、”H&M”などがその代表格で、
最新の流行を取り入れながらも、低価格で大量生産される販売業態のことを指します。
日本では、“しまむら” の愛用者が”しまラー”と呼ばれたり、
独自のファストファッション文化も生まれています。
今後も、手頃な価格でオシャレを楽しむブランドとして支持されていくと予想されますが、
万が一、ブランドそのものが展開終了したとしたら「平成・令和レトロファッション」として人気が出るかもしれません。
期間限定商品、企業やアニメとのコラボ、ヒット商品などは、さらに価格が高騰する可能性もありますね!!
⑤韓国コスメ
ドラマから音楽まで、韓流が日本のみならず、世界的な主要ジャンルとして確立されつつありますね。
K-POP人気の影響もあってか、10代~20代の若い世代に人気が高い、『韓国コスメ』。
その人気の理由は、原色系のポップで可愛いパッケージや、
高級ブランドにも負けない、美容成分へのこだわりにあるようです。
“ヨン様”フィーバーを巻き起こした、韓流ドラマ「冬のソナタ」は平成16年(2004年)、
アイドルグループ”KARA”の日本デビューは平成22年(2010年)、
その後も、チャングムの誓い、パラサイト、梨泰院クラス、愛の不時着、・・・
少女時代、東方神起、Twice、BTS、・・・
NiZiU、INI、JO1、ME:I ・・・
そんな韓流の世界への憧れも、韓国コスメの人気につながっているのかもしれません。
この流れは、「平成だよねェ~」どころか、令和の時代でも引き続き加熱していきそうですね。
韓流だけでも、これだけの変遷があるので、
ファンの方の間ではもちろん、エンタメ全般の貴重な資料としても、
各時代の作品やアーティストの関連グッズはいずれ希少価値がでる可能性があると思います!
⑥ボーカロイド
最新の音声合成を駆使した”ボカロ”こと、『VOCALOID(ボーカロイド)』
ボカロ界の先駆者ともいえる、バーチャル・シンガー”初音ミク”は、
平成19年(2007年)の活動開始以来、アイドルポップスからダンス系ポップスまで、
その可愛らしい歌声で見事に歌い上げ、アーティストとしてたくさんの人を魅了しています。
このボカロの台頭により、サブカル系ポップとも呼ばれるジャンルが誕生してきました。
“YOASOBI” “ヨルシカ” “Ado”など、令和を代表するアーティストも、ボカロの影響を受けたと
言われていますね。平成生まれのアーティストの中では、「私の青春はボカロで始まった。」なんて会話がされているのでしょうか。
ボカロを駆使するためには、商品のダウンロード(購入)が必要です。
移り変わりやアップデートの激しい業界でもあると思いますので、
その時期にしか販売されていないプログラムや、もしくは関連商品は人気が上がっていくかもしれません。
⑦ハンディファン
平成31年(2018年)頃に彗星のごとく現れた、『ハンディファン』
SNSで話題になったのは、言わずと知れたインテリアブランドのFrancfranc(フランフラン)」が発売した、「フレ 2WAY ハンディファン」。見た目も可愛く、コンパクトで手持ちにちょうど良い。
真夏のフェスやテーマパークの待ち時間、その年の記録的な猛暑対策としてブームに火が付きました。筆者も、当時フェス(もどき)に出かけたときには、1人に1台ハンディファン状態でした。
コロナ禍では、外出自粛とともに需要が減るかと思いきや、
換気で空調の効きが悪い室内の熱中症対策として利用する方も多かったようです。
こちらは、可愛いデザインのものも多いので、懐かしのレトログッズのカテゴリとしてリバイバルブームが来れば人気が出るかもしれません。
⑧交通系電子マネー
電車やバスなどの交通機関の乗車券として利用される、『交通系電子マネー』
平成13年(2001年)に、JR東日本がICカード乗車券としてサービスを開始した”Suica”
平成19年(2007年)に、株式会社PASMOが発行を始めたICカード乗車券が、“PASMO”
この2つを利用している方が多いでしょうか。
JR北海道の「Kitaca」、JR西日本の「ICOCA」、JR九州の「SUGOCA」、
JR東海の「TOICA」、西鉄の「nimoca」、名古屋鉄道の「manaca(マナカ)」、
福岡市地下鉄「はやかけん」など、相互利用可能なカードも続々誕生しました!
クレジットカードや、QR決済など、支払い方法ひとつとっても多様になってきているので、
これからの時代で、交通系電子マネーがどんな立ち位置になってくるのかはわかりませんが、
コレクション的な意味合いで、将来価格が高騰する可能性もありますね!
まとめ
平成レトロ、令和レトロがビンテージになるころには、
今、何気なく持っているものが貴重な資産になっているかもしれません。
一つ一つのものに感謝しながら、大事に扱っていきたいものですね。
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