
- 国内外の美しい絵本をピックアップ
- 1. 『The Little Prince・星の王子さま』(サン・テグジュペリ著)
- 2. 『The Arrival』(ショーン・タン著)
- 3.『The Boy, the Mole, the Fox and the Horse』(チャーリー・マッケジー 著)
- 4.『Wild』(エミリー・ヒューズ 著)
- 5.『Make Way for Ducklings・鴨の一家』(ロバート・マックロスキー著)
- 6.『Sweet Dreamers』(イザベル・シムレル著)
- 7.『りゆうがあります』(ヨシタケシンスケ著)
- 8.『The Grand Hotel of Feelings』(ライディア・ブランコビッチ著)
- 9.『Madeline(マドレーヌ)』(ルドウィッヒ・ベーメルマンズ著)
- 10.『の』(junaida・ジュナイダ著)
- 11.『すきまのじかん』(アンネ・エルボー著)
- 12.『キツネと星』(コラリー・ビックフォード=スミス著)
- 13.『ブローチ』(内田也哉子著)
- 14.『This is San Francisco』(ミロスラフ・サセック著)
- 15.『コーヒーの絵本』(庄野雄治著)
- 16.『デザインのアトリエ』(ギャビー・バザン著)
- 17.『わたしはなれる』(小林エリカ著)
- 18.『せかいのひとびと』(ピーター・スピアー著)
- 19.『ANIMALS』(インゲラ・アリアニウス著)
- 20.『おすわりくまちゃん』(シャーリー・パレントー著)
- 21.『わたしのおふねマギーB』(アイリーン・ハース著)
- アート作品のような作品は、他にも多数!!
国内外の美しい絵本をピックアップ
世界にはただ絵本として楽しむだけでなく、美術作品としてのクオリティを有し、大人でも深い学びを得ることができる作品が数多く存在します。
幻想的なビジュアルや繊細で鮮やかな色彩表現で、子どもの感受性を育む作品をご紹介します。
1. 『The Little Prince・星の王子さま』(サン・テグジュペリ著)

あらすじ
サン=テグジュペリの名作で、砂漠で飛行士と出会った小さな王子が、数々の惑星をめぐる寓話形式の物語。
友情、責任、愛、純粋な好奇心など大人になるにつれて見失いがちな“本質を見る心”を問いかけます。
心に残るセリフとして「本当に大切なことは目に見えない」「きみはバラの世話をしたからそのバラがいちばん大切になった」があり、
これらは“関係性の価値”と“自己責任”について深い気づきを促します 。
評価
作品の持つ深い感情喚起と芸術的な挿絵の美しさが、多くの読者にとって“泣けるほどの感動”を呼び起こします。
また、別のユーザーも「大人になって読むと全然違う」と再読の価値を伝える人が多く、生涯を通じて読み直したくなる奥深さが評価されています。
読者が学べること
- 「本質は目に見えない」 – 見た目ではなく、人の本質・内面に目を向ける啓発。
- 「責任の重み」 – 自分が愛した存在に対する責任(バラ・キツネ)を通じて、人間関係や仕事にも関係性の大切さを思い出させてくれます。
- 「大切なものを育てる喜び」 – 日々の小さな努力(「バオバブの芽を摘む」)が将来の大きな安心につながるという教え。
結び
読者の人生フェーズによって響くメッセージが変わる普遍的な作品。
子どもには勇気と好奇心、大人には責任と愛情、人生を振り返るときの自分自身への問いかけを与えてくれる──そんな絵本を超えた文学です。
2. 『The Arrival』(ショーン・タン著)

あらすじ
2006年に発表された、セリフなしのグラフィックノベル。
異国へ渡った一人の移民の体験を、細密なモノクロ絵のみで描写しています。
環境の違いに戸惑いながらも、挑戦と希望を胸に歩む姿が細部までリアルに表現されています。
評価
GoodreadsやRedditでも高評価で、「言葉がなくとも心に響く」「ユーモアや温かさもある」「象徴的で深い余韻が残る傑作」という声が多数寄せられています 。
読者が学べること
- 静かな共感力 – 言葉を介さずとも視覚から感じる“移民の心”に奥深い共感を得られます。
- 異文化適応のリアリティ – 当初の不安や混乱、孤独から、だんだんと仲間や暮らしを得ていく過程が、まるで映画の一幕を見ているかのよう。
- 人のストーリーを想像する癖 – 一コマ一コマをじっくり読むことで、背景にある人生や想いを想像し、他者への理解を深める読み方を教えてくれます。
- 希望とユーモアのバランス – 重いテーマでも、時折見せるユーモラスな場面が心をほぐし、温かく包み込まれます。
結び
言葉がないからこそ、読む者の想像力と共感力を試し、引き出す不思議な魅力を持つ一冊。
“すべての人の物語は言葉だけではない”という深い成長をもたらす作品です。
3.『The Boy, the Mole, the Fox and the Horse』(チャーリー・マッケジー 著)

あらすじ
少年(Boy)と、ケーキ好きで好奇心旺盛なモグラ(Mole)、慎重で優しいキツネ(Fox)、包容力ある馬(Horse)の4人が出会い、旅を通じて人生の大切な問いと答えを共有し合う物語です。本作では「恐れを抱えても、『助けて』と言う勇気」「普通でも価値がある」「人生の成功とは愛し愛されること」など、心にじんわりしみる哲学的メッセージが綴られます。
評価
BBCが伝えるように、本書は「あらゆる年齢層に響く希望とインスピレーション」だと評され、実際に医療現場や職場でも壁に貼られるほど励ましの象徴に。Redditユーザーも「大人にも子どもにも刺さる感動」「アートとしても美しい」と語り、視聴者も涙を流すほど強く心を打たれるとの声が多数。
一方で少数派からは「言葉が浅い」「物語性に欠ける」といった批判も一部見られ、人によって「哲学的名言集」としての評価に温度差があるようです。
読者が学べること
- 助けを求める勇気:「助けて」が最も勇敢なセリフという馬の言葉から、自尊心の育み方を学びます。
- 普遍的な自己価値:「普通でいい」「あなたがいるだけで意味がある」は、自己肯定感を支えるメッセージ。
- 優しさの力:キツネや馬との交流を通じて「親切」や「共感」「本当の強さとは何か」を再認識させてくれます。
- 癒しと希望:読者は本書を閉じてもなお、心がそっと温かくなる“癒しの余韻”を得ます。
結び
静かでシンプルな対話と繊細なイラストが融合した本作は、“優しさ”と“勇気”という心の要素をそっと揺さぶり、読後に自分への許しと再出発への力を与えてくれます。人生の岐路に立つ誰にとっても、“心の栄養”となる一冊です。
4.『Wild』(エミリー・ヒューズ 著)

あらすじ
森の中で鳥・熊・狐に育てられ「野生児」そのものとして生きていた少女。やがて人間に捕獲され文明社会へ連れてこられ……試行錯誤と混乱を経て、“自分が本当に属する場所”は自然の深い中にあると悟り、自由に戻る姿が描かれます。
本作は「文明とは何か」「無理に変えられるものではない本質」や「本来の自分を抑えることの危うさ」など、大人もハッとするテーマを、言葉少なに語る作品です。
評価
BookTrustは「自然と文化の間で揺れる“野生”と“適合”の葛藤を描く力作」と評し、「絵が美しく、忘れられない」と絶賛。
The Picture Book Reviewでも「大人にも子どもにも問いかけを残す」「顔の表情まで大切にした絵に目を奪われる」との感想が多数。親子で読みながら「なぜ彼女は家を壊したのか?」「社会とは何か?」と会話が広がったという声も。
読者が学べること
- 本質に忠実であることの大切さ:自分を偽らず、無理に適合しようとしない強さを教えてくれます。
- 文明的「常識」の問い直し:食事や言葉、服装といった“当たり前”が本当は社会が作ったものであるという視点を与えます。
- 自然との共生感覚:鳥と話し、熊と食べ、狐と遊ぶ描写から、人間と自然の原始的なつながりの美しさを感じられます。
- 大人が学ぶべき謙虚さ:本の中で変化するのは少女ではなく大人──「大人が学ぶべきこと」を象徴する仕掛けが秀逸。
結び
感情を揺さぶるイラストとミニマルな文章で構成された『Wild』は、大きな問いを抱えつつも音もなく人の心を揺らす一冊。子どもには「自然は家なのだ」と伝え、大人には「無理に社会に合わせることの無意味さ」を静かに諭します。共に読むことで、自然への畏敬と自己のあり方を見つめ直す“対話型絵本”にもなります。
5.『Make Way for Ducklings・鴨の一家』(ロバート・マックロスキー著)

あらすじ
1941年発行、チャールズ川沿いに巣を構えるマラ夫妻と8羽のヒナの物語。
波乱もあるけれど、家族と協力すれば困難も乗り越えられるという温かいメッセージが込められています。
1942年に絵の優秀さを称えるCaldecott金賞を受賞し、今も図書館や学校で愛されています 。
評価
当時の《ニューヨークタイムズ》評では「長い間にぎやかだった絵本の中でもひときわ陽気」と評され、そのシンプルさとディテールへのこだわりが高く評価されました 。
2020年代でも、教育関係者が「Caldecott賞の代表作」として推し、親子のかけがえのない時間を紡ぐ一冊として支持されています。
読者が学べること
- 家族と支え合うことの大切さ:親と子が協力し合って困難を乗り越える姿に励まされます。
- 公共心・コミュニティ感:警察官が協力して鴨の一家を守るシーンからは、地域で支え合う精神が伝わります。
- 自然との共生:都会と自然が調和する「公共花園の小島」という舞台設定が美しいです。
結び
美しい線画とやさしいストーリーが、親子で読むだけでなくインテリアとしても映える一冊。子どもには安心感を、大人にはノスタルジックな郷愁を呼び覚ます絵本です。
6.『Sweet Dreamers』(イザベル・シムレル著)

あらすじ
夜に眠る動物たちを、夢の風景とともに描いた詩的なビジュアル絵本。ナマケモノからクジラまで、多様な動物が淡い色彩で幻想的に表現され、最後は人間の少女の眠りへとつながります。夜の静けさと安心感を伝える、大人にも心地よい作品です。
評価
夜の世界と自然界の驚きを静かに育むことができ、黒背景に蛍光オレンジが映えるスクラッチアート風のデジタルイラストは、寝かしつけにもぴったりのリズム感ある表現です。
詩的な文体と美しい“夜”の掘り下げにより、夢の世界と自然世界が調和。生態教育入門や詩作の教材にも活用できる一冊です。
読者が学べること
- 自然への興味を深める:動物ごとの睡眠パターンを通じて生態への気づきを促します。
- 詩的感覚と創造性の刺激:リズムある言葉と幻想的な描写が、想像力や詩的表現を育みます。
- 落ち着く夜の時間作り:寝る前の読書に最適で、子どもにも大人にも穏やかな眠りへの導入書となります。
結び
詩的言語とリアル寄りのアートが、夢と自然の世界を繊細なバランスで調和されており、想像力を刺激するとともに、頻繁に読み返したくなる画像の美しさと詩情による心地よい一冊です。
7.『りゆうがあります』(ヨシタケシンスケ著)

あらすじ
子どもが「クセ」に対し、まさかの“正当な理由”をユーモア交じりに発表するストーリー。大人の指摘に、子どもがこじつける理論は、予想を超える視点の面白さがあります 。
評価
「はなをほじるの…“ウキウキビーム”を出すため」など、豊富な想像力を感じさせてくれます。子どものクセにも“ちゃんとしたりゆう”があると感じさせてくれる、親にとっても新しい視点を与えてくれる作品です。
読者が学べること
- 子どもの視点を尊重:大人からの常識を子どもの視点で捉え直すことで、他者への共感や発想の多様性を養います。
- 発想力とユーモア:想像力豊かな言い訳が笑いを誘い、発想の自由さを教えてくれます。
- 親子コミュニケーションの促進:親子で「クセ」と「その理由」を話題にし、対話のきっかけづくりとして最適です。
結び
子どもの想像力に笑い、親もクールに対応できる理想の親像が描かれると高評価の作品です。親子で楽しく話し合えると絶賛されている近代の名作といえる癒しの作品です。
8.『The Grand Hotel of Feelings』(ライディア・ブランコビッチ著)

あらすじ
感情たちが“ホテルの宿泊客”というメタファーで描かれ、怒り、悲しみ、感謝など様々な感情一つひとつに部屋と特性が与えられています。
子どもでも理解できるよう、感情の扱い方を楽しく学べる一冊です。
評価
YA Books Centralでは「感情を扱うための想像力豊かなアプローチ」「クレヨンタッチのイラストが温かい」といった評価が見受けられます。
The Literacy Treeでも小グループでの対話教材として最適と高評価です。
読者が学べること
- 感情認識と受容:怒りや悲しみなど、どれも大切な感情として「部屋に泊める」視点で学びます。
- 感情のマネジメント:「怒れる部屋は大きく、悲しみは時に詰めちゃうけど、それも自然」と、感情を扱う安心感を与えます。
- 共感と話し合いの土台づくり:家族や教師が感情の宿泊客について話すことで、共感のコミュニケーションが促進されます。
結び
人の感情に対してのアプローチが優しく、日常で起こりうる様々なシチュエーションで活かすことができるであろう学びが多くあります。大人でも自分のことを振り返るきっかけにできる作品ではないでしょうか。
9.『Madeline(マドレーヌ)』(ルドウィッヒ・ベーメルマンズ著)

あらすじ
パリの寄宿学校に住む12人の少女と、最小でありながら勇敢な赤毛のマドレーヌの日常と冒険を、独特の韻を踏むリズミカルな文章と、あたたかみのある絵でつづった不朽の名作です。
評価
韻を踏んだ文章は子供にも大人にも響くリズミカルさで耳に心地がよいです。温かく記憶に残る葉のシルエットや線の揺らぎが印象的です。世代を超えて共感できる内容のため、世代を問わずに楽しめる名作です。
読者が学べること
- 勇気と好奇心:怖がらずに挑戦する姿勢が子どもたちに勇気を与えます。
- 芸術的表現とストーリーテリング:手描きの線と色使いがパリを生き生きと再現し、文章のリズムと融合して絵本の可能性を広げています。
- パリへの憧れと文化理解:巴黎の建物や風景は絵本を通じて海外文化への興味につながります。読者(特に欧米外)が初めて「パリ」を知る扉としての役割もあり、都市の魅力を感じさせてくれます。
結び
『Madeline』は、シンプルでありながら上質な韻文、絵と言葉の芸術的融合、そして少女の勇気と好奇心を通じて、子どもだけでなく大人にも愛され続ける一冊です。パリの魅力を感じさせる美しい絵と、読むたびに新たな発見をもたらす文章は、高い教育的価値と芸術性を兼ね備えています。初めての絵本としてはもちろん、インテリアにも映えるアートブックとしてもおすすめです。
10.『の』(junaida・ジュナイダ著)

あらすじ
junaida(ジュナイダ)による言葉と絵の融合作品。主人公は赤いコートを着た少女で、“わたしの お気に入りのコートの ポケットの中の お城の…”と、助詞「の」によってページごとに様々なイメージが連なります。城・王様・サーカス・宇宙・図書館へと徐々に景色が広がり、最後にはその旅が「わたし」の内側に帰ってくる構成です。
評価
MOE絵本屋さん大賞で3位入賞、幼児教育関係でも高評価。日本郵便の切手シリーズにも選ばれ、芸術性が認められています。「まるで画集のよう」「どのページもお気に入り」「読むたび新たな発見がある」と絶賛が多数。
「絵そのものを楽しむ画集のよう」と独自の評価もあります。
読者が学べること
- 言葉とイメージの連鎖:助詞「の」の働きで、一枚の絵から無限に広がるストーリーを体感でき、「連想力」「想像力」を育みます。
- 自己と世界のつながり:「の」で紡がれる旅の最後が「わたしの中」と明かされる意外性は、自己と外部世界の関係を見つめ直すヒントになります。
- 絵に込められたディテールへの気づき:細密な装飾や隠れたモチーフは、繰り返し読むほど発見が増える設計で、観察力や注意力を育てます。
- 絵本の定義を越える読み方:物語性を超えた「画集」のような読み方も可能で、アートとしての絵本体験を広げてくれます。
結び
絵本『の』は、たった一文字の助詞を軸に「言葉」と「絵」が調和した詩的な探検。読者は「の」が導く不思議な旅に出かけ、“わたし”の内側へと辿り着くことで、自身の想像力と感性の深さを再認識します。説明を敢えて省いた構成ゆえに、年齢や知識を問わず、どんな読者にも“自分だけの物語”を見つけ出す余白を残してくれる一冊。大人にも子どもにも、感性を開く体験を提供してくれる絵本です。ぜひページをめくって、“の”が紡ぐ広大な空想とその帰路を感じてください。感性への旅が、きっと新たな地図を描いてくれるはずです。
11.『すきまのじかん』(アンネ・エルボー著)

あらすじ
「昼」と「夜」のわずかなはざまに存在する、目に見えない不思議な時間「すきまのじかん」を擬人化し、その存在の心情を詩的に描いた絵本です。文章は全編ひらがなで構成され、作者はこの曖昧な存在を竹馬に乗る男の子として表現。昼と夜の王と女王の間で、静かに息づくその時間が、ある日「よあけのおひめさま」に恋をするという幻想的で哲学的な物語が展開されます。
評価
MOE絵本屋さん大賞で3位を受賞。また、大人の美意識に響く一冊として高く評価されています 。Amazonでは5つ星中4.3(11件レビュー)と高評価で、レビューには「癒しの時間になる」「絵のセンスが高い」などの声があります。古書店のブログや個人レビューでも「詩的で哲学的」「現代人にこそ響く」と称賛されており、大人の読者を中心に人気が広がっています 。
読者が学べること
- 曖昧な時間の美しさ:私たちが普段気づかない「すきまの時間」に愛情や存在感が宿ることに気づかされます。
- 詩的思考と想像力:全編ひらがな文+幻想的イラストで、子どもから大人まで詩的表現や読解の楽しさが味わえます。
- 感性の深化と時間観の再構築:忙しさに押される日常生活で「黄昏と夜明けのあいだ」を意識する大切さを教えてくれます。
- 大人向けの深い味わい:子ども向けの絵本ながらも、大人の心にすっと染み入る余韻と哲学性があり、親子で何度も読み返す価値があります。
結び
『すきまのじかん』は、ただ”ほんのすきま”ではなく、「曖昧な時間」を主人公へと昇華させた詩的で哲学的な一冊です。絵本でありながら、大人の感性に深く語りかける構成は、時間に追われる現代社会においてとりわけ新鮮に受け止められます。ひらがなで綴られた文章と幻想的なイラストが織り成す世界は、読み手に「自分だけのすきま時間」を探すヒントをくれるでしょう。親子で、またはひとりでゆっくり味わいたい、大切な時間を刻む絵本です。
12.『キツネと星』(コラリー・ビックフォード=スミス著)

あらすじ
深い森に住むキツネは、夜ごと輝く「ほし」と出会い、光に導かれて安心して暮らします。しかしある夜、星は姿を消し、真っ暗な森に独り取り残されたキツネ。恐怖に震えながらも、一歩踏み出し、道を照らす光を探す旅に出ます。そこで新たな発見や友との出会いを経て、失った“ほし”との繋がりを新たに見出す物語。
評価
Waterstones Book of the Year 2015に輝いた作品。「全世代に響く寓話」「絶妙なヴィクトリア朝風ビジュアル」「William BlakeやWilliam Morrisのデザイン影響が感じられる」と称賛されています。多くのメディアが「子どもから大人まで楽しめる」「物語と美の融合」「書籍そのものが芸術作品」と太鼓判を押す作品です。
読者が学べること
- 喪失と再生:「ほし」を失ったキツネの旅は「悲しみを抱えても前に進む勇気」の大切さを教える寓話です。
- 内なる強さと成長:暗闇の中でも“光”を諦めず探し続ける姿が、自己発見と自己肯定への励ましになります。
- アートとしての本の価値:高級布表紙、厚紙、ヴィクトリア風装飾など、触覚と視覚の両方に訴える“物質としての本の美”も学びです。
- 普遍的な共感力:子どもにも大人にも響く“孤独と友情”、そして“変化に向き合う強さ”という普遍テーマに目を向けさせます。
結び
『キツネとほし』は、失い、恐れ、そして再び見つめ直すまでの感情の旅を、美しいビジュアルとともに描いた絵本です。物語のみならず、装丁やデザインに至るまで“本というアート”を体現。読むだけでなく「所有したい」と思わせる質感と美しさは、ページをめくる度に何度でも深く心を揺さぶります。子どもと共に読みたい大切な一冊であり、大人にもぜひ手にとってほしい名作です。
13.『ブローチ』(内田也哉子著)

あらすじ
『ブローチ』は、薄紙を重ねる仕掛けが印象的な絵本。主人公の女性が、日常の中で感じる違和感や胸騒ぎ、そして“自分にとって大切だったもの”――「ブローチ」を、無意識のうちに探し歩く心の旅が描かれます。透ける紙越しに現れる細密なイラストと詩的な短文が、読み手を幻想的な内省へと誘います。
評価
MOE絵本屋さん大賞を受賞。講談社出版文化賞ブックデザイン賞およびニューヨークADC金賞を獲得、日本と海外での高い評価を誇ります。「透ける紙が素敵」「大人の女性心に響く」「詩のような短文が心に灯をともす」と絶賛が続出しています。「絵と物語が重なり、美しい重層性を感じる」「心の深い部分をそっと揺らす一冊」と表現され、幅広く共感を呼びました。
読者が学べること
- 内省と自己認識: 透けるページを通じて、忘れていた「自分らしさ」や大切な何かに気づくことの大切さを教えてくれます。
- ミニマル表現の響き: 短いフレーズが、余白や重なりを利用して豊かな余韻を生む手法を体感できます。
- 本という物理的アートの喜び: トレーシングペーパー技法による視覚・触覚の重なりは、デジタルには代え難い物質的価値と感動を与えます。
- 心のバランス調整: 読み終えた後、「今の自分を大切にする」というメッセージが静かに胸に灯り、心を落ち着かせる作用があります。
結び
『ブローチ』は、言葉と画像が織りなす詩的アートブックです。透ける紙をめくるたび、新たな自己の層が発見され、心の内側へと旅をさせてくれます。作品はただ読むだけでなく「体験する」アートノベル。大人のひととき、自分再発見の小さな時間にそっと寄り添う存在となるでしょう。この作品の紙の質感や重なりは、画像では十分伝わりません。ぜひ一度、手に取って“重ねて・透かし見る”体験を味わってみてください。
14.『This is San Francisco』(ミロスラフ・サセック著)

あらすじ
チェコ出身のイラストレーター–著者ミロスラフ・サセックが、1962年に発表した子ども向け都市案内絵本の一冊。ゴールデンゲートブリッジ、曲がりくねったロンバード・ストリート、ケーブルカー、チャイナタウン、フィッシャーマンズワーフなど、サンフランシスコの名所や日常の情景が、ユーモラスかつ緻密な描写で紹介されます。都市の文化や暮らしも自然に伝わる一冊で、読む者を一気に街の雰囲気に引き込みます。
評価
「都市の特徴を鮮やかに掬い取っている」「1950~60年代の雰囲気を現代にもあざやかに伝える」「子どもも大人も楽しめる」という称賛も多く、色鮮やかな絵と賑やかな街の様子が多くの読者に愛されています。レビューでも、5つ星評価が52%、4つ星34%、3つ星12%と高評価傾向にあり、多くの読者が「懐かしさ」「雰囲気」「アート性」を絶賛しています。中でも「母親が50年代の街並みを思い出した」というレビューは郷愁を誘う点を裏付けています。
読者が学べること
- 世界の文化理解:サンフランシスコの歴史的・文化的背景を、子ども目線かつ視覚的に学べます。
- 観察眼と好奇心:建物や乗り物、食文化など、小さなディテールに目を向ける楽しみが身につきます。
- アート&デザイン入門:1960年代のポップなグラフィック、コラージュ風表現がインテリアにも映え、視覚デザインのお手本に。
- 世代を超えた共読体験:親世代がかつて暮らした時代が蘇り、家族間の会話や思い出を共有するツールとして読まれています。
結び
『This is San Francisco』は、ただの観光本ではありません。サセック作品ならではの軽妙でありながら緻密なイラストと、街を愛する視点が溶け合い、「都市の空気感」を丸ごと伝えるアートブックです。年代や国境を超えて共感を呼び、デザイン・歴史・家族史を紡ぐ一冊として、多くの読者に長く愛され続ける理由がここにあります。
15.『コーヒーの絵本』(庄野雄治著)

あらすじ
徳島の珈琲焙煎家・庄野雄治さんが、家で手軽に淹れられる“おいしいコーヒー”の基本を、物語のようにやさしく伝える絵本。豆の産地、焙煎度、道具選び、挽き方、淹れ方まで、46ページの短い構成ながら、コーヒーを飲む楽しさを初心者にもわかりやすく紹介しています。イラストは平澤まりこさんによるほっこり温かみのあるタッチで、物語に寄り添います。
評価
Amazonでは4.4、楽天では4.35と高評価。使い勝手や画質を絶賛するコメントが多く、「シンプルだけど中身はしっかり」「初心者にも優しい入門書」と好評。記事や書評では、「専門用語を使わず直感的に理解できる」「イラストが可愛らしく、読んでてほっこりする」「家で淹れるのが楽しくなる」といった声が多数あります。
読者が学べること
- コーヒーの基礎知識:豆の産地・種類・焙煎の違いが直感的に理解でき、家庭での実践に役立ちます。
- 道具の選び方と使い方:ペーパードリップに必要なツールがイラスト付きでわかりやすく解説されています。
- 感覚で学ぶ楽しさ:「中挽きはグラニュー糖くらい」のように、感覚的な表現で初心者でもスムーズに理解できます。
- 自由なコーヒーライフの提案:マニュアル通りじゃない自分流の淹れ方を肯定し、日常に彩りをもたらす視点を与えます。
結び
『コーヒーの絵本』は、初心者からライトなコーヒー愛好家まで楽しめる、世界一やさしいコーヒー入門書。短く柔らかい文章と愛らしいイラストが、淹れる時間を丁寧に、そして楽しく彩ります。技術的な深掘りは少ないものの、最初の一歩として理想的であり、毎日のコーヒータイムを心地よくする“小さな相棒”となる一冊です。
16.『デザインのアトリエ』(ギャビー・バザン著)

あらすじ
印刷職人である主人公が工房で活版印刷の工程を一つひとつ紹介する絵本です。古代メソポタミアの粘土板やエジプトのパピルスといった筆記文化から始まり、グーテンベルクの活版印刷機の登場へ。その後、金属活字の鋳造や組み立て、インク塗布、プレス印刷に至るまで、職人技と歴史を鮮やかなビジュアルで綴ります。
評価
日本では2023年にグラフィック社から発売され、活版印刷の入門書として「大人も子どもも楽しめる」と高評価されています。また、市谷の杜 本と活字館では同書をテーマとした企画展が2025年6〜10月に開催され、下絵やスケッチも多数展示。印刷技術の裏側が紹介され、制作プロセスやイラスト表現を深く評価されています。
読者が学べること
- 印刷の歴史と技術
古代~現代に至る筆記・印刷文化を一冊で俯瞰。職人技と歴史が視覚的に分かりやすく学べます。 - アートとしての本の魅力
鮮やかなスポットカラーの印刷、手描き風のイラスト、素材感のある装丁など、本そのものがアートピースであることを実感できます 。 - 手仕事の喜びへの共感
金属活字を組む場面やインクローラーを転がす情景など、五感を刺激する描写から「自分もやってみたい」と思う楽しさが伝わります。 - 創作への招待
フランス・パリ近郊でのワークショップ開催など、読者が実際に印刷を体験できるよう誘導する構成も評価ポイントです。
結び
『デザインのアトリエ 活版印刷』は、印刷の歴史や仕組みをやさしく学びながら、“本をつくる楽しさ”を伝える芸術絵本です。技術的な内容も、図解だけでなく物語として落とし込み、子どもから大人まで心を動かす仕掛けが満載。まさに「読む」と「体験する」が融合した一冊。印刷やデザインに興味がある方、本という形に愛着を持ちたい人に、ぜひおすすめの作品です。
17.『わたしはなれる』(小林エリカ著)

あらすじ
インドの女性アーティスト・サンギータ・ヨギの人生と創作を追った作品。幼くして結婚、労働に追われる日々のなかで、彼女は「やりたいことを自由にやり、なりたいようになれる」と信じ、絵を描き続けます。限られた時間――夜間や子どもたちの昼寝中――にも、ひと筆を諦めず、芸術を通して自分を表現し、前を向く。彼女の“しなやかな抵抗”が、鮮やかな色彩とともにページを踊ります。
評価
Amazonでは現時点で★3.8/5(約4件)との評価があります。訳者・小林エリカは「現実に抗う ‘ハッピーな抵抗’ の形」として本作を高く評価し、文章中でも“状況は過酷だけれど明るい絵”という特長を紹介しています。green seed booksや販売店レビューも、「世界一美しい本」「社会を変える力を感じる」と大絶賛しています。
読者が学べること
- 日常の中にある自己実現:限られた時間でも、心地よい創作と自己表現を選ぶ姿に勇気づけられます。
- 女性のしなやかな抵抗:社会的役割や制約に負けず、豊かな感性を持ち続ける生き方への共感を呼びます。
- アートの力と可能性:タラブックスらしい色彩・版画技法は、“絵=表現”の可能性を鮮やかに伝えます。
- 多文化理解とフェミニズム的視点:インドの女性アーティストの人生を通して、性別・文化を超えた共感と学びを得られます。
結び
『わたしは なれる』は、絵を描く時間を求め、そこに生きる意味を見出す女性の物語。冷たく硬い現実に柔らかく反抗する“ハッピーな抵抗”は、読み手の心に静かな力を灯します。そしてその一冊が、「私にもできる」という未来への呪文となる――そんな希望と共にページを閉じられる作品です。
18.『せかいのひとびと』(ピーター・スピアー著)

あらすじ
『せかいのひとびと』は、オランダ出身の絵本作家ピーター・スピアーが、人種・民族・文化の多様性をリアルかつユーモラスに描いた大型絵本です。地球に生きるさまざまな人々の容姿、住まい、言葉、祝祭、仕事、食文化などを精緻なイラストで紹介しながら、「同じ人はいない」「違いこそが地球を豊かにする」というメッセージが伝わってきます。
評価
Publishers Weeklyは「Caldecottメダリストが最も野心的で印象的な絵本」と絶賛しています。さらに、Christopher Awardを受賞した作品でもあります。「絵が細かいので大人もじっくり楽しめる」「色使いが素敵で子どもにも」などの声もあります。
読者が学べること
- 多様性への理解と尊重
世界中の人々の違いを視覚的に理解し、多様な文化を肯定的に受け止める姿勢を育てます 。 - 観察力と探究心
緻密なイラストには小さなエピソードや笑いの要素も多く、細部まで眺める習慣や好奇心を刺激します 。 - 世代間・国境を超えた共読体験
子どもから大人まで共感でき、家族や学校での対話や探求のきっかけになります。 - 視覚的学びの効果
言葉よりも圧倒的なイラスト情報により、感覚的・直感的に世界理解が促進される実践的教材となります 。
結び
『せかいのひとびと』は、言葉や国籍を超えて人間の多様性と共通性を讃える普遍絵本です。その緻密で温かいイラストは、ページをめくるたび新しい発見と対話を呼び起こします。子どもにとって世界の「広さ」と「面白さ」を伝え、大人には遠い文化への理解と寛容さを促す――そんな架け橋となる大切な一冊。親子で読み、見る楽しさを共有する時間にぜひ加えてほしい作品です。
19.『ANIMALS』(インゲラ・アリアニウス著)

あらすじ
スウェーデン出身のイラストレーター兼デザイナー、インゲラ・アリアニウスが、自身のレトロでグラフィックな作風を活かし、30種類以上の動物を大判フォーマットで一冊に詰め込んだ「動物ポスター集」のような絵本です。各ページに大きく描かれた動物と、その特徴に合わせたフォントで表記された名前だけの極めてシンプルな構成。シリーズには『Wild Animals』『Farm Animals』などもあり、子どもと大人がじっくり同じページを楽しめます。
評価
Kirkus Reviewsでは「おおらかなポスターのように目を引き、32ページそれぞれがインテリアにも映える」「内容はミニマルだが、作品としての存在感が際立つ」と高評価されつつ、「小さな子どもが一人で楽しむには情報が少ない」との指摘もありました。
「文字も可愛く、名前を読む楽しさも。レトロポップな絵が印象的」と紹介され、図書館などで大判本としての価値が高いと評価。
「すべての年代で楽しめる贈り物絵本」「ポップでグラフィカルなデザインが最高」とレビューされています。
読者が学べること
- ビジュアル・リテラシー:プロダクトデザインのように考えられた色とフォント使いから、絵と言葉の視覚的な調和を学びます。
- 観察力の養成:ページいっぱいに描かれた動物たちをじっくり見ながら特徴や色彩を捉えることで、観察力が自然に鍛えられます。
- 言語への興味:動物の名前だけというミニマル構成は、読む楽しさ・学ぶ楽しさをコンパクトにまとめています。
- 親子共読の促進:大判の開きやすい体裁は、親子・グループで読みながら会話が広がる仕掛けに。美術的観点からの読み方も可能です。
結び
『ANIMALS』は、洗練されたビジュアルとミニマルな表現が融合した、他に類を見ない“ポスター絵本”。動物の魅力を直感的に伝えるそのスタイルは、読むほどデザインを見る目を養い、親子の時間をより美しく彩ります。インテリアにも馴染むサイズ感は、大人にも嬉しいギフトにも最適。ビジュアル・リテラシーと感性を育む一冊として、すべての年代に愛され続ける理由が詰まっています。
20.『おすわりくまちゃん』(シャーリー・パレントー著)

あらすじ
4つの小さな椅子に、それぞれくまちゃんが座っています。そこにもう一匹、ちゃいくまちゃんがやってきましたが、座る椅子はありません。さて、どうする?くまちゃんたちは考え、小さな思いやりと協力によって新しい座り方を見つけ出します。32ページのシンプルな構成ながら、色彩豊かで愛くるしい仕草と表情が光る絵本です。
評価
MOE絵本屋さん大賞2011で第9位受賞、リブロ絵本大賞でも第2位に選出され、そのあたたかいメッセージとイラストが作品性を後押ししています。楽天ブックスでは高評価を獲得し、「くまちゃんの表情や仕草がとにかくかわいい」「親子で笑顔になれる」との声が目立ちます「やさしい心を自然に育む」と好評です。
読者が学べること
- 思いやりの心:あとから来たちゃいくまちゃんのために、4匹みんなで空間を分け合おうとする行動から、共感と配慮の大切さを学びます。
- 協力と柔軟性:増えた人数に合わせて座り方を変える過程は、変化に対応する柔軟さと協調性の必要性を示します。
- 感情の観察:イラストから読み取れるくまちゃんの表情の変化を通じて、心の動きに敏感になる目を育てることができます。
- 安心感ある構成:優しい色彩とゆったりとしたテンポが、親子のやさしい時間をそっと演出してくれるでしょう。
結び
『おすわりくまちゃん』は、かわいいくまちゃんたちが見せる小さな想いやりと、みんなで問題を解決していく姿が心に響く一冊です。内容はシンプルながら、子どもが共感しやすく、親子での読み聞かせにもぴったり。絵本としてはもちろん、幼児教育の場でもおすすめされる、やさしい心を育む名作です。
21.『わたしのおふねマギーB』(アイリーン・ハース著)

あらすじ
ある晩、マーガレットはお星さまに「自分の名前をつけた船がほしい」と願い、朝目覚めるとそこは船の中。弟のジェームズと「マギー B」に乗り、デッキの小さな畑で果物や野菜を育て、海で魚やエビをとってシチューを作る日々。やがて嵐に遭いますが、二人は温かな船内で乗り越え、夢と家族の絆を感じさせるストーリーです。
評価
福音館「世界傑作絵本シリーズ」のロングセラー絵本で、NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」でも紹介され、大人にも共感を呼ぶ作品とされます。
図書館・読者レビューでは「インテリアのような船の絵」「幸せな時間が詰まった小さな家」など感動の声多数。特に「船内の日常こそが魅力」との評価が目立ちます 。
読者が学べること
- 夢を自由に描く力:自分の名前をつけた船という“夢の形”を信じる大胆さと冒険心。
- 家族との時間の豊かさ:姉弟が協力しあい、日常を楽しむ姿は“日々の小さな幸せ”を思い出させます。
- 自然と共に生きる創造性:畑、釣り、料理と海の暮らしを通し、生命と寄り添う生活への気づきを与えます。
- 安心感と勇気を育む:嵐を迎えても、船と家族のあたたかさに守られることで、心の安全基地の大切さを感じられます。
結び
『わたしのおふねマギーB』は、夢見る心、家族とのぬくもり、自然との調和を優しく描き出す物語。1962年にアメリカで生まれて以来、変わらず愛され続けるその魅力は、日本の読者にも深く響きます。船上での豊かで穏やかな時間は、子どもだけでなく大人にも、安心と冒険を感じさせてくれる一冊です。家族の読み聞かせや、心温まるギフトにもぴったりの、世界傑作絵本です
アート作品のような作品は、他にも多数!!
他にも、注目作をご紹介!ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてください♪
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