【初心者向け】アイドルの歴史と代表作をわかりやすく解説!!

「アイドル」という存在について、歴史的な背景、代表的な人物・作品、そして現代におけるアイドルの姿までをまとめていきます。

【辞書】
①偶像。
②あこがれの対象者。人気者。特に、青少年の支持する若手タレント。

「アイドル」とは、一般的に芸能界で活動する若年層のタレントを指し、歌、ダンス、演技、バラエティなど多様な分野で活躍する存在です。しかしその実態は時代と共に変化し、ファンとの関係性やメディアの在り方とも深く結びついています。この記事では、アイドルの歴史とその代表作、さらには現代のアイドル文化の特徴について概観していきます。

日本初にして”伝説のアイドル”「明日待子(あしたまつこ)」さん

日本初のアイドルと言われているのは、『明日待子(あしたまつこ)さん』
1931年から1951年まで営業された”ムーランルージュ新宿座”という劇場で初舞台を踏んだのは、13歳の頃。明日を待とう=明日待子(あしたまちこ) という芸名や、劇場でのパフォーマンス、レコード発売、雑誌、映画、CMガール。それはまさに、”アイドルのイメージ”そのものですね。「伊豆の踊子」の作者である川端康成や、名優:森繁久彌も憧れたと言われる、まさに”究極のアイドル”

なぜ、そんなにもファンを魅了させたのか?

雑誌の取材で、「舞台が好きだから稽古が苦にならなかった。」と語る姿や、国に命を捧げる兵士にかけた「必ず戻ってきてください。」の言葉、ステージから降りて、一人一人の手を取って声をかけたというエピソード。心の底からステージを楽しみ、相手を想う気持ちが観客を魅了した所以なのですね。

推しがくれたのは「生きる希望」

多くのファンに、真の意味で「生きる希望」を与え続けた伝説にして究極のアイドル。その時代から脈々と受け継がれるアイドルDNAが、現代の推し活の発展にもつながっているわけですね。

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アイドルの起源と歴史

1950年代~1960年代:黎明期(海外の影響)

日本におけるアイドルの概念は、1950〜60年代の欧米のポップスター(たとえばエルヴィス・プレスリーやビートルズ)の人気に影響を受けて登場しました。この頃は「スター」という表現が一般的で、アイドルという言葉はまだ定着していませんでした。

1970年代:本格的な「アイドル時代」の幕開け

1970年代、日本独自の「アイドル」という存在が本格化します。この時期を「第一次アイドルブーム」と呼ぶこともあります。テレビ番組『スター誕生!』から多数の人気アイドルが登場しました。

代表的アイドル:

  • 山口百恵(「いい日旅立ち」「プレイバックPart2」)
  • 桜田淳子(「わたしの青い鳥」「夏にご用心」)
  • 森昌子(「せんせい」「越冬つばめ」)
  • 沢田研二(ザ・タイガース出身/ソロで大成功)(「勝手にしやがれ」「危険なふたり」)
  • 城みちる(「イルカに乗った少年」)

この時代のアイドルは、純粋さや清楚さが求められ、「手の届かない憧れの存在」として扱われました。

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1980年代:「アイドル黄金期」

1980年代は「アイドル黄金時代」とも呼ばれ、数多くのソロアイドルが誕生しました。メディアの多様化とともに、歌手活動だけでなくドラマ、映画、バラエティでも活躍するマルチタレント型アイドルが主流となります。

代表的アイドル:

  • 松田聖子(「赤いスイートピー」「青い珊瑚礁」)
  • 中森明菜(「飾りじゃないのよ涙は」)
  • 小泉今日子(「木枯しに抱かれて」「あなたに会えてよかった」)
  • 郷ひろみ(「よろしく哀愁」「裸のビーナス」「男の子女の子」)
  • 西城秀樹(「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」「傷だらけのローラ」「情熱の嵐」)
  • 野口五郎(「私鉄沿線」「甘い生活」「青いリンゴ」)

この時代には「アイドル冬の時代」と言われる90年代に向け、徐々に個性派アーティストとの区別も進みます。

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1990年代:グループ型アイドルとジャニーズの台頭

1990年代には男性アイドルグループ(主にジャニーズ事務所)が台頭。SMAPをはじめ、ドラマ出演やバラエティ進出により、「国民的アイドル」として確固たる地位を築きました。

代表的グループ:

  • SMAP(「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」)
  • TOKIO(「宙船」「AMBITIOUS JAPAN!」「リリック」)
  • V6(「WAになっておどろう」「愛なんだ」「TAKE ME HIGHER.」)
  • KinKi Kids(「硝子の少年」「フラワー」「ボクの背中には羽根がある」)
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一方、女性アイドルではモーニング娘。や松浦亜弥などが登場し、ハロー!プロジェクト・通称”ハロプロ”を中心に「アイドル」というジャンルに注目が集まります。

2000年代〜2010年代:「会いに行けるアイドル」時代

2005年にAKB48が登場し、秋葉原の専用劇場を拠点とする「会いに行けるアイドル」という新しいスタイルを打ち出しました。ファンとの距離が近いことが特徴で、「握手会」や「総選挙」といったファン参加型のイベントが人気を呼びました。

代表的アイドル:

  • AKB48(「ヘビーローテーション」「フライングゲット」「恋するフォーチュンクッキー」)
  • ももいろクローバーZ(「行くぜっ!怪盗少女」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」「ヒカリミチ」)
  • 乃木坂46(「制服のマネキン」「インフルエンサー」「君のは希望」)
  • 欅坂46(「サイレントマジョリティー」「不協和音」「ガラスを割れ!」)

同時に、地下アイドルやインディーズ系のアイドルも数多く登場し、アイドルの多様化が加速します。


現代のアイドル文化(2020年代~)

SNS時代のアイドル

YouTube、Instagram、TikTokなどのSNSの普及により、プロダクションを介さずとも個人でアイドル的存在になることが可能になりました。セルフプロデュース能力が求められ、ファンとの「双方向性」がより強くなっています。また、海外志向の強まりもあってか、「BTS」「TWICE」など、K-POPが主流となりつつあります。
日本人メンバーがいるグループとしては「LE SSERAFIM」「NiziU」「ILLIT」などが国内でも有名です。

現代的な特徴:

  • VTuberやバーチャルアイドルの台頭(例:キズナアイ、ホロライブ)
  • 海外進出(K-POPアイドルの影響や日本発のグローバルグループ)

アイドルは時代の鏡

アイドルは単なる芸能人以上に、その時代の価値観、テクノロジー、ファン文化を反映した存在です。
かつては「遠い存在」だったアイドルは、今では「身近な推し」として私たちの日常に浸透しています。これからも、時代の変化と共に新しいアイドル像が生まれ続けていくことでしょう。

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