草彅剛×カンテレ制作ドラマは名作揃い、出演作を総まとめ!|放送日・視聴率・受賞歴を網羅

CONTENTS
  1. 『いいひと。』(1997年4月15日~6月24日/火曜22:00~22:54・全11話)
  2. 『僕の生きる道』(2003年1月7日~3月18日/火曜22:00~22:54・全11話)
  3. 『僕と彼女と彼女の生きる道』(2004年1月6日〜3月23日/火曜22:00~22:54・全11話)
  4. 『僕の歩く道』(2006年10月10日〜12月19日/火曜22:00~22:54・全11話)
  5. 『37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~』(2012年4月10日~6月19日/火曜22:00~22:54・全11話)
  6. 『神様のベレー帽 ~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』(2013年9月24日/火曜21:00〜22:48・単発)
  7. 『銭の戦争』(2015年1月6日~3月17日/火曜22:00~22:54・全11話)
  8. 『嘘の戦争』(2017年1月10日~3月14日/火曜22:00~22:54・全11話)
  9. 『罠の戦争』(2023年1月16日~3月27日/月曜 22:00~22:54・全11話)
  10. 『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたに-』(2025年10月スタート予定)

『いいひと。』(1997年4月15日~6月24日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚 あらすじ

主人公・北野優仁(草彅剛)は、誰に対しても親切で誠実な“底抜けのいい人”。高校入学から憧れ続けたライテックス社の面接に遅刻しながらも縁があり入社するものの、彼の真っ直ぐな性格は大企業の合理的な社風とは折り合わず、周囲から“ハンパ課”(販売促進8課)に配属されてしまいます。そこは“ハンパ社員”が集められた部署で、リストラ対象とされていたが、優仁は仲間と協力して“透明シューズ・シンデレラ”企画を考案。しかし、上層部に持ち逃げされるという困難が発生します。それでも彼は周囲を思いやる信念を貫き、仲間たちとともに再起を図り、友情と挑戦、そして“諦めない心”の大切さを描いた、温かく心に残るストーリーです。


👥 キャスト・スタッフ

  • 主演:草彅剛
  • 共演:菅野美穂、財前直見、細川茂樹、伊東四郎、京本政樹、片平なぎさ、矢部美穂、中居正広(友情出演)、野村佑香、宝積有香、八名信夫 ほか
  • 脚本:高橋しん(原案)
  • 演出:星護、村上正典、加門幾生
  • 制作:関西テレビ/フジテレビ系
  • 主題歌(ED):SMAP「セロリ」

📈 視聴率

  • 初回平均:24.6%(最高)
  • 全話平均:20.4%
    草彅剛さん演じる“誠実な好青年”像と作品の温かさが視聴者に強く響いた証拠と言えそうです。

🏆 受賞歴

  • 草彅剛:第13回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞受賞。
  • 助演・脚本・監督スタッフも高評価を受けました。

🎬 ゲスト出演者

中居正広(第1話)

  • 本人役としてカメオ出演。台詞は少なく劇中の短い一場面に登場します。

唐沢寿明(第7話)

  • 番組ではゲストとしてカメオ出演。役名など具体的な詳細は公開資料やレビューでは記録されていません(サプライズ的な短い登場)。

木村拓哉(第8話)

  • 役名は 早坂由紀夫。草彅剛さん演じる優二と街中で出会うクロスオーバー演出の友情出演でした。
    同時期に放送されていた、ドラマ『ギフト』内での木村さんの役柄としての登場でした。

香取慎吾(第11話=最終回)

  • 優二が勤務する広告代理店のライバル会社の社員役として登場。役名は不明ですが、短いシーンで「敵対する会社社員」として登場し、草彅剛さんとの自然なやり取りが印象的でした。

🔍 深掘り分析

『いいひと。』は、草彅剛さんが俳優として本格的に覚醒した作品とされ、彼の演技力が広く認知された転機となりました。バラエティ寄りの印象を抱かれていた彼にとって、ナチュラルで飾らない演技が視聴者の心に残り、「草彅剛=“いい人”」というイメージが確固たるものになりました。

作品構成は企業の中の理不尽さや人間関係といった苦みを描きつつも、主人公が持つひたむきさによって周囲が変化し、希望が湧くヒューマンドラマに。健気な優仁の姿に“人に優しくする大切さ”、そして“諦めずに挑戦する強さ”を感じた視聴者は多く、最終的に平均20%超という高支持を得た要因です。脚本・演出、主題歌「セロリ」の感動的なマッチングも功を奏し、今なお多くのファンに愛され続けています。

このように『いいひと。』は草彅剛の俳優人生の原点であり、以降の“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”といった作品群につながる“等身大ヒューマン描写”の源流となった、関西テレビとの最初の強いタッグです。

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『僕の生きる道』(2003年1月7日~3月18日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

ごく普通に暮らしていた28歳の高校教師・中村秀雄(草彅剛)は、ある日スキルス性胃がんと診断され、余命一年と宣告されます。残された時間を大切に“いまを生きる”ことを決意し、家族・友人・生徒と真剣に向き合う姿が描かれます。

👥キャスト・スタッフ

草彅剛、中村秀雄役/矢田亜希子、谷原章介、浅野和之、綾瀬はるか
脚本:橋部敦子
演出:星護ほか
チーフプロデューサー:石原隆
主題歌:SMAP「世界に一つだけの花」

📈視聴率

初回:15.4%、平均:15.5%、最高:21.6%(最終回)

🏆 受賞歴

第36回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2003年)

  • 最優秀作品賞:『僕の生きる道』
  • 主演男優賞:草彅剛(中村秀雄役)
  • 主演女優賞:矢田亜希子
  • ドラマソング賞:SMAP「世界に一つだけの花」

第6回 日刊スポーツ・ドラマグランプリ(2003年)

  • 助演女優賞:矢田亜希子
  • 新人賞:内博貴(Hiroki Uchi)

TV LIFE 年間ドラマ大賞 2003(第13回)

  • 作品賞:『僕の生きる道』
  • 主演男優賞:草彅剛
  • 助演女優賞:矢田亜希子(秋本みどり役)
  • 脚本賞:橋部敦子
  • 主題歌賞:SMAP「世界に一つだけの花」

🔍掘り下げ分析

草彅さんは役作りのために9kg減量し、普段のスマートさから一転、弱々しく儚い体を演じ切ったことで高く評価されました。ドラマの構成は“主人公の視点を通じた問いかけ形式”で、視聴者も共に“いま”の大切さを考える構成に。演技・脚本・楽曲がシームレスに融合し、「ヒューマンドラマの金字塔」と言われる所以です。産声を上げた“僕シリーズ”は、この作品を起点に同脚本家・スタッフチームが手がけ、『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』へ続きます。


『僕と彼女と彼女の生きる道』(2004年1月6日〜3月23日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

平凡な銀行員・小柳徹朗(草彅剛)は、突然妻に離婚を切り出され、娘・りんを引き取り母親と三人暮らしへ。一人父の苦労と向き合いながら、家族になっていくまでを温かな視点で描くヒューマンドラマ。

👥キャスト・スタッフ

主演:草彅剛
共演:小雪/美山加恋/大杉漣
脚本:橋部敦子
主題歌:&G(アンジー)Wonderful Life
演出:平野眞髙橋伸之三宅喜重

📈視聴率

平均:20.8%(最高27.1%)で、草彅さんの主演作で最高視聴率。

🔍掘り下げ分析

父娘家庭という新たなテーマと“等身大の父親像”が共感を呼び、視聴者による「人生を見つめ直すきっかけになった」「涙が止まらない父親像」といった感想が多数寄せられ、第2作にしてシリーズ最大のヒットを記録しました。

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『僕の歩く道』(2006年10月10日〜12月19日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

31歳の自閉症の青年・大竹輝明(草彅剛)は、知能が10歳児程度。自身の“まっすぐさ”で家族や周囲の人々の心を少しずつ癒し、変えていく。淡々とした日常を通して“普通”の幸せとは何かを問いかけます。

👥キャスト・スタッフ

主演:草彅剛
共演:大竹輝明/香里奈、佐々木蔵之介、本仮屋ユイカ、MEGUMI、田中圭
脚本:橋部敦子
音楽:本間勇輔
プロデューサー:重松圭一、岩田祐二
演出:星護
主題歌:SMAP「ありがとう」

📈視聴率

初回19.3%、平均18.3%、最高20.5%。第2作に次ぐ高視聴率

🏆 受賞一覧

TVnavi ドラマ・オブ・ザ・イヤー 2006

  • 最優秀作品賞(大賞):『僕の歩く道』
  • 最優秀主演男優賞:草彅剛(大竹輝明役)
  • 最優秀助演女優賞:香里奈

TV LIFE 年間ドラマ大賞 2006

  • 主題歌賞:SMAP「ありがとう」

🔍掘り下げ分析

シリーズ完結作。障害を持つ青年の視点で社会を“シンプルに、生きる”ことの価値を浮き彫りにし、セリフや演出に抑制を効かせることにより逆に深い感動を生み出しました。視聴者の投票でも“好きな草彅ドラマTOP5”に名を連ねる名作です 。

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『37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~』(2012年4月10日~6月19日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

37歳で食品会社から医師へキャリア転換した主人公・紺野祐太(草彅剛)は、東央医科大学病院に研修医として赴任。青春を捧げた文学少年とは一線を画し、患者に寄り添う“サービス精神”を持ち、医療現場での理不尽な仕組みや上司との板挟みに奮闘します。医師としての責任と仕事の厳しさ、そして患者との人間関係を通して、純粋ながらも成長していく姿が描かれます

👥キャスト・スタッフ

主演:草彅剛
共演:水川あさみ/ミムラ/八乙女光/斎藤工/松平健

原作:川渕圭一
脚本:古家和尚
音楽:菅野祐悟
演出:三宅喜重・白木啓一郎
プロデューサー:木村淳

📈視聴率

具体的な全国視聴率データは公表されていませんが、台湾でも放送され話題となり、草彅さんの医師役デビューを高く評価する声が多かったです。

🔍分析

30代半ばで人生転機を迎える役どころは、草彅さんのキャリアと重なり、“遅咲きの挑戦”という共感を生んだ作品。研修医特有の挫折と葛藤、患者との対話を通じた心温まるエピソードが魅力で、医療ドラマでありながら人情ドラマとしての色も強かったです。脚本と演出のテンポ感、菅野祐悟さんの音楽も好評を博しました。

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『神様のベレー帽 ~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』(2013年9月24日/火曜21:00〜22:48・単発)

📚あらすじ

若き手塚治虫を石坂嗣雄(後のブラック・ジャック)として演じた草彅剛は、医師免許取得の夢を叶えながらも、商業と芸術の狭間で葛藤する姿を繊細に描きます。血と人命というテーマに向き合いながらアイデアを巡らせる創作過程や、友情や恋愛、若い情熱が交錯する中で、『ブラック・ジャック』誕生の原動力と苦悩が描かれたヒューマンドラマです。

👥キャスト・スタッフ

草彅剛
共演:大島優子田中圭、岡田義徳、眞島秀和、マギー、浅利陽介、中村靖日、大竹浩一、松尾又吉直樹ピース、麻生祐未、小日向文世佐藤浩市
脚本:古家和尚
演出:三宅喜重
プロデューサー:安藤和久

📈視聴率

公式なビデオリサーチ調査値は明示されていませんが、放送後の評価は高く、“純粋かつ熱いエモーショナルなドラマ”として評判を呼びました。

🔍深掘り分析

手塚治虫という偉大なクリエイター像に草彅さんが新しい息吹を与え、創作の苦悩や人間ドラマの本質を巧みに表現。単発でありながら密度の深い演出が評判を呼び、草彅さんの芝居の振れ幅を改めて示すキャリア重要作品とされています。


『銭の戦争』(2015年1月6日~3月17日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

韓国原作のリメイク。東大卒エリート・白石富生(草彅剛)は、父の借金連帯保証により人生崩壊。全てを失いながら、高利貸し赤松金融に潜入し、経済的な仕組みを武器に復讐を遂行。借金問題という“金の戦争”を通じ、社会の不正と向き合うサスペンスドラマ。

👥キャスト・スタッフ

主演:草彅剛
共演:大島優子、渡部篤郎
脚本:後藤法子
演出:三宅喜重、白木啓一郎、鈴木浩介
プロデューサー:三宅喜重、河西秀幸

📈視聴率

平均13.4%、最高15.4%の好成績を記録。

受賞歴

第84回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2015冬期)

主演男優賞:草彅剛

🔍深掘り分析

草彅さんはこれまでの“温かい”イメージから脱却し、ダークヒーローへ変貌。復讐ドラマとしてなお、人間の再生や社会悪への怒りを併せ持つ深みを演じ、大きな話題となりました。

『嘘の戦争』(2017年1月10日~3月14日/火曜22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

天才詐欺師・一ノ瀬浩一(草彅剛)は、幼少期に家族を奪われた復讐者。記憶力と心理戦を武器に大企業ニシナを標的に詐欺劇を展開。嘘と真実の境界で揺れるヒューマン・サスペンス。

👥キャスト・スタッフ

共演:藤木直人、水原希子、菊池風磨、大杉連、市村正親
脚本:後藤法子
演出:三宅喜重、宝来忠昭、中西正茂

📈視聴率

平均11.3%、最高12.0%、最低10.3%と安定した支持を獲得。

🔍深掘り分析

詐欺師としての知略戦と、復讐に潜む感情を丁寧に描写。草彅さんはダークさと家族愛が交錯する人物像を好演し、知的サスペンスとして高評価。

『罠の戦争』(2023年1月16日~3月27日/月曜 22:00~22:54・全11話)

📚あらすじ

政治家秘書・鷲津亨(草彅剛)は、ある日息子が政治家の陰謀で重傷を負い、その真相を探るうちに政治の闇に巻き込まれる。秘書としての昼顔と復讐者としての夜顔を使い分け、陰謀を暴き政治家を追い詰めていく。

👥キャスト・スタッフ

主演:草彅剛
共演:井川遥、杉野遥亮、小野花梨、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳
脚本:後藤法子
演出:三宅喜重

📈視聴率

関西13.1%、関東9.3%でスタート。全話平均8.4%、最高19.4%(第2話)、最低7.6%(第10話)、最終回8.7%を記録。

🏆 受賞歴

ザテレビジョンドラマアカデミー賞(第115回/2023年冬期)

  • 最優秀作品賞:『罠の戦争』
  • 主演男優賞:草彅剛(鷲津亨役)

📈深掘り分析

50代に突入した草彅さんは、復讐シリーズで円熟した演技を披露。政治ドラマ×エンタメ構成が好評で、SNSでトレンド1位獲得や再放送への期待も上がるなど、復讐の果てに家族との和解と成長を描いた演出が支持されました。


『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたに-』(2025年10月スタート予定)

📚あらすじ

遺品整理人として仕事をする主人公を草彅剛さんが演じます。依頼者と故人の関係性や人生の断片を丁寧に扱いながら、“死と向き合う”人々に寄り添っていくヒューマンドラマです。オリジナル脚本で、愛した人を失った後の“再生”と“記憶の継承”が主軸に据えられる予定。

👥キャスト・スタッフ

主演は草彅剛。脚本は高橋美幸。スタッフは“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”と縁のある制作陣が“集結”し、カンテレ・フジ連ドラで月曜22時枠で放送予定。共演者の詳細はまだ未発表。

📈視聴率

放送前のため未発表。

🔍深掘り分析

遺品整理という「人の終幕」に関わる仕事をテーマに、草彅さんの優しさと説得力のある演技が活きるヒューマンドラマになりそうです。スタッフは親和性が高く、これまでのシリーズの“集大成”として期待値も高い一作です。

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