ザ・イロモネアの復活が示すウッチャンナンチャンの影響力

テレビ番組

2025年2月24日(月)に8年ぶりに大復活する、「ザ・イロモネア」!!!
今回は、この奇跡の復活を記念して、ウッチャンナンチャンのお二人の功績をまとめたいと思います!

映画学校で出会った二人

ウッチャンナンチャンの内村光良さん、南原清隆さんは横浜放送映画専門学院(現:日本映画大学)の演劇科で出会いました。

内村さんは映画監督、南原さんは俳優志望で専門学校に進学しましたが、
漫才の授業がきっかけとなってコンビを組むこととなりました。

元々、内村さんは別の方とコンビを組もうと思っていたが断られてしまい、
南原さんは同じクラスだった俳優の入江雅人さんとコンビを組みましたが、まもなくコンビ解消、
結果としてお二人がコンビを組むことになったそうです。
※ちなみに、親友の出川さんについては、本能的に組んではいけないと察知したそうです(笑

内海桂子・好江師匠の助言もあり、「お笑いスター誕生!!」に出場することに。
初出場で準優勝まで進出したものの、2回目は4位という結果に。
そのタイミングで、「次でダメだったら辞めよう。」と真剣に話したそうです。

そして再び臨んだ3回目の出場で、見事に優勝を果たしコンビは継続することになりました。
ここで優勝を逃していたら、その後の活躍は見ることはなかったと思うと感慨深いですね…。


劇団SHA・LA・LA結成

1987年には、専門学校同期のメンバーで”劇団SHA・LA・LA”を旗揚げしました。
※実際には、学校の卒業公演が同メンバーでの初めの公演だったようです。

1998年8月の第18回公演「タイタニック」まで定期的に公演を行っていたようですが、
1990年頃からはウンナンでの活動が多忙になってきたため、内村さんから入江さんに脚本等が任されるようになっていったそうです。

それから、11年後の2009年には復活公演「DONNA SUMMER NIGHT」が上演されました。
実は…幸運にも、筆者はこちらの公演を観に行かせていただきました。
その時のパンフレットがこちらです!!

当時、自分自身が専門学生だったので、「あんな仲間ができたら幸せだなあ」と思ってみていました。本当にあの時に思いきって行ってよかったと心から思います。
座長の出川さんとウンナンさんの還暦祝いで、新公演してくれないかなあ…!

下積み時代

ウッチャンナンチャンと言えば、
20代からレギュラー番組を持ち、若いころから売れている印象がありますが、
お笑いスタ誕で優勝した後に同番組が終了してしまったため、その後しばらくは、下積み時代を経ているようです。

ストリップ劇場やスナックのようなところで営業をしていたそうですが、
内村さん曰く、「全然ウケない、そもそもだ~れも見てないっ!!」状況だったそうで、
そんな中、南原さんは「店の階段を上りながら、”もうやだ、もうやめる…”とつぶやく内村を見ていた。」らしいです。(笑

ショートコントの第一人者

短い尺のネタを披露する芸人さんはそれまでにも多くいたそうですが、
「ショートコント、○○〇」という形のフォーマットでネタを始めたのはウンナンさんだと言われ、
リーダーことコント赤信号の渡辺正行さんや、爆笑問題の太田光さんが「ウンナンがショートコントをやったら流行って、みんな真似をしたから広まった。」と語っています。

ウンナンさんのショートコントで代表的なのは、
「対決シリーズ」「ファミリーレストラン」「素晴らしきEnglishの世界」「レンタルビデオ店」など。
言葉遊びや、人やモノの特徴を捉えているのが、絶妙におしゃれなんですよね。
日本語っぽい英語(空耳アワー的な)や、モノの擬人化など、今となっては定番の設定ですが、
それが一般化したのはウンナンさんの影響も大きかったのかもと思います。

お二人とも映画好きということもあって、映画にちなんだネタやパロディーも多いですよね。
山田太一風、倉本聰風のレンタルビデオ店とか、見ると「あぁ~」ってなるんですよね。
ネタのシャレオツ感から、西のダウンタウンと比較して「東のシティ派」と呼ばれましたが、
ご本人たちは、「熊本と香川で西の出身だし、田舎もんだし、全然真逆(笑)」と話されてました。

各年代での代表作

ウンナンさんの活動で目を引くのは、各年代で必ず代表作があるということです。

’80年代…お笑いスター誕生(日本テレビ)、夢で逢えたら(フジテレビ)
’90年代前半…やるならやらねば!(フジテレビ)
’90年代中期…世界征服宣言(日本テレビ
’90年代後半…炎のチャレンジャー(テレビ朝日)
’00年代前半…ウリナリ(日本テレビ)、気分は上々(TBS)、ホントコ!(TBS)
’00年代中期…笑う犬シリーズ(フジテレビ)、ザ・イロモネア(TBS)

活動の前半は、当然ながらコンビでの活動がメインですね。

【内村さん】
’00年代後半…内村プロデュース(テレビ朝日)、爆笑レッドシアター(フジテレビ)
’10年代前半…イッテQ!(日本テレビ)、LIFE(NHK)
’10年代中期…笑神様は突然に…(日本テレビ)、内村さまぁ~ず(配信)
’10年代後期…THE突破ファイル(日本テレビ)、紅白歌合戦(NHK)
’20年代前半…スカッとジャパン(フジテレビ)

【南原さん】
’00年代後半…M-1グランプリ(テレビ朝日
’10年代前半…GET SPORTS(テレビ朝日)
’10年代中期…ヒルナンデス(日本テレビ)
’20年代前半…ネタパレ(フジテレビ)

活動の中盤は、各個人での活動が多くなっていますが、
M-1審査員や紅白司会など、それぞれが大役を務めるベテランの域に達しているということですね。

“やさしさ” と”強さ”の根源は?

内村さんは、念願の映画監督として「ピーナッツ」「ボクたちの交換日記」「金メダル男」「夏空ダンス」を制作。どの作品も、コミカルさの中にグッとくる優しさのある優しい物語が魅力です。
地元、熊本県への故郷愛にも溢れていて、天災により大きな被害を受けた熊本県はもちろん、
石川・能登地域でも番組を通じて支援を行うなど、日本各地へ想いを寄せる姿がとても印象的です。
また、後輩芸人の方々が「内村さんはやさしすぎる」「優しさの鬼」と口を揃えて話すほど、
穏やかな人柄のようです。「冷たい弁当を文句言わずに食う。」とよくいじられますね。(笑

南原さんは、ヒルナンデスでお昼の顔として14年間に渡りお茶の間に笑顔を届けています。
みのもんたさん司会の「おもいっきりテレビ」や、中山秀征さん司会の「DON」など、
伝統の人気番組枠でありながら、東日本の震災直後に開始した番組ということで、
とてつもないプレッシャーだったのではと想像されます。
当時新人だった水卜麻美アナとの名コンビは記憶に新しく、後に「好きな女性アナウンサーランキング」で殿堂入りするミトちゃん飛躍のきっかけになったことは言わずもがなです。
レギュラーメンバーの皆さんからも、とても慕われている様子が番組の中からも伝わってきますよね。
「南原さんは少食、パン一口でおなか一杯になっちゃう。」とよくいじられていますが。(笑

もちろん、元々優しい性格をお持ちなのでしょうが、
「若い時の内村さんには近づけなかった。」「南原さんは遊びにばっかり行く。」という証言もあるほど、若かりし頃には、いわゆるとがっていた時期もあったようです。

そこから、専門学校時代しかり、やるやら・ウリナリ・笑う犬などのチーム感のある番組を経て、
自然と「頼れる座長」としての”強さ”を身につけてこられたのかな、と思います。
(偉そうにすみません。)

今後の活動は?

前述のとおり、最近ではコンビでの露出は少なくなっているものの、
テレビやラジオ特番での共演や、2023年紅白歌合戦でのポケビ・ブラビ復活、
ふたり揃ってのCM出演等、ウンナンさんの共演がじわじわと増えてきていますよね。

昨年、横浜アリーナで開催された出川哲朗還暦祭り、
内村さんのコントライブ「内村文化祭」、南原さんの「現代狂言」「お気楽ライブ」など、
舞台やステージでの活動も積極的にされている印象があります。

お二人とも還暦を迎えてもなお、精力的に活動をされていてファンとしては嬉しい限りです♪
個人的には、2ショットトークが大好物なので、
2007年~2011年まで開催されていたトークライブも、
そろそろ復活してくれないかなぁ、と期待しておりますっっっっ!
還暦記念でも良いのでぜひに~~~!!!

令和に復活!「ザ・イロモネア」SP!!!!

そしてついに約8年ぶりに「ザ・イロモネア」が大復活します!

今回は南原さんが挑戦者として初参加!
相方は内村さん…ではなく、俳優の柳沢慎吾さんです!
”気分は上々”でも名コンビ(?)だった、シンチャンナンチャンでの挑戦です♪
ヒルナンデス以外での慎吾ちゃんとの2ショットは貴重かも!?

内村さんは過去に4度挑戦し、100万円を獲得しています!
ぜひ、南原さんにも賞金GETしてほしいですね!

一体、どんな結果になるのか、楽しみに待ちたいと思います!

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