
ドラマで演じるのは、凛々しくかっこいい“副会長”
『僕達はまだその星の校則を知らない』(通称:ぼくほし)で、南琴奈さんは生徒会副会長・斎藤瑞穂を演じています。3年梅組、弓道部所属。クールで凛とした佇まいで、後輩女子たちからは絶対的な信頼と絶大な人気を誇る存在です。共学化が進む高校で副会長として、会長(日高由起刀)との絶妙な距離感で心を通じ合わせていく様子が見どころです。

公開されているビジュアル写真では、ネクタイにパンツスーツという出で立ちで、とてもスタイリッシュな印象です。昨今では、制服のデザインも男女問わずに着用できることが一般的になりつつありますが、ビジュアルであえてフィーチャーしているということは、ドラマのストーリーにも何かしらの重要な意味を持つことが予想されます。
14歳で写真集発売、モデルとしての目覚ましい活躍

南琴奈さんは、2006年6月20日生まれの埼玉県出身です。
小学6年生の春休みに原宿でスカウトされ芸能界入りを果たします。雑誌モデルとして活動をスタートし、2020年には『装苑』『ViVi』『美的』といった人気誌で見開き掲載されるなど注目を集めました。
2022年1月、松岡一哲氏撮影によるファースト写真集『Kotona Minami x Ittetsu Matsuoka』をリリース。14~15歳という多感な時期の南さんを、四季を通じて切り取った珠玉の一冊で、120ページ超のボリュームで表現された作品は、“次世代ブレイクの予感”が共感を呼びます。
加えて、美容・ファッションモデルとしての活動も積極的に展開。資生堂「マジョリカ マジョルカ」の“新ミューズ”に抜擢され、さらにアパレルブランド「earth music&ecology」等のアンバサダー・ビジュアルモデルを務めています。
有名アーティストのMVに多数出演、俳優の道へ

小川優花監督による『Natural Lag – 蜃気楼』でミュージックビデオ初参加。
その後、Mr.Children「Documentary film」(2020)への出演が契機となり、更に2022年には、official髭男dism「ミックスナッツ」、Vaundy「走馬灯」など大手アーティストのMVに続々と起用されました。
南さんは、MVだけでなくドラマ・映画にも進出。2020年にはNHK Eテレ『アクティブ10 マスと!』に“るね”役でレギュラー出演。2021年にはJホラー系配信ドラマ『見て居る』などにも挑戦しました。
注目すべきは2023年のNetflixドラマ、『万引き家族』で知られる是枝裕和監督が『舞妓さんちのまかないさん』で、舞妓2年目の“琴乃”役として出演し本格女優デビューを果たします。同年以降も映画『ちひろさん』『アイスクリームフィーバー』、Hulu作品『まだゆめをみていたい』『バタフライナイフ』など出演が続き、実力派として頭角を現しています。

これからの展望と魅力

まだ18歳と若手世代の南琴奈さんですが、そのキャリアはすでに多彩です。モデルとしてのビジュアル力、MVや写真集で培った表現力、そしてドラマ・映画での実演力。資生堂CMやファッション誌表紙で見せる透明感と、スクールロイヤー作品での規律ある副会長役とのギャップが、彼女の“振れ幅”を際立たせる予感です。
『ぼくほし』ではその安定感と華やかさが光る役に抜擢され、“学園ドラマ”の新たな顔として注目を集めています。瑞穂として見せる強さと優しさ、そして生徒会という組織運営のリアルな葛藤は、彼女にとってひとつの大きな飛躍になり得るでしょう。
南琴奈さんは今、“次世代の学園ドラマの顔”として期待される存在です。圧倒的な透明感と表現力を活かし、生徒会副会長という役柄で成長と葛藤をどう描くのか。彼女の見せる“ルールへの叱咤と優しさ”は、多くの視聴者に響くはずです。
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