
昨今では、芸能人の事務所移籍や独立・フリーでの活動が盛んで、昭和~平成と比べればまさに多様性を重んじる傾向にあるといえます。
そんな最中、ロンドンブーツ1号2号は2025年6月25日(水)に解散を電撃発表し話題となりました。
芸歴30年以上で解散したコンビは、長い時間をかけて多くのファンに愛され続けた結果、その解散が大きな話題となることが多いです。
そんなコンビやグループ中で、彼らの解散の背景や影響について詳しく見ていきます。
1. 雨上がり決死隊:お笑い界に衝撃が走った大事件

最も有名な例の一つが、「雨上がり決死隊」です。
結成は1989年、芸歴は32年を超え、長きにわたり日本のお笑い界で君臨したコンビです。
宮迫博之さんと蛍原徹さんの二人から成り、特にテレビ番組『アメトーーク!』での軽快なトークや、数々のバラエティ番組での活躍が印象的でした。
解散の背景については、宮迫さんの闇営業疑惑が大きく影響しました。2019年に起きた反社会的勢力との関わりが報じられたことをきっかけに、宮迫さんはテレビから一時的に姿を消し、コンビ活動も皆無の状態になりました。最終的に2021年8月、長年の活動に幕を下ろす形で解散が発表されました。
その解散は、テレビ業界にも大きな影響を与え、同時にお笑い界の転換期を象徴する出来事となったと言えるでしょう。
若手時代に吉本印天然素材としてともに活動していたナインティナインのお2人は、
自身が出演するラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」内にて、
『どっちの気持ちもわかるけど、32年もやっていてコンビ解散ってことがあるのか…。』(岡村さん)
『今度こそは、”今までと違う宮迫”を見せてくれという想いがホトちゃんにはあったんじゃないかな。』(矢部さん)と語っています。
現在でも、宮迫さんと蛍原さんは連絡を取り合うことがあるそうで、
決して親交が経たれているわけではないということが、ファンの方にとっては安心できるところですね。
2.ロンドンブーツ1号2号:生放送で発表、電撃解散!!

ロンドンブーツ1号2号の解散については、テレビ朝日の人気番組「ロンドンハーツ」の緊急生放送中に電撃発表され、
番組に出演されていた狩野英孝さんやFUJIWARAの藤本敏史さん、アンタッチャブル山崎弘也さんも驚きとショックを受けていました。
ロンブーは1990年代後半から2000年代のバラエティ番組で活躍し、特に「ロンブーのオールナイトニッポン」や「ロンドンハーツ」「ロンブー龍」「ザ・ベストハウス123」など、数多くの人気番組を持ち一世を風靡したコンビでした。
2019年の田村亮さんの闇営業疑惑による謹慎期間にも相方の淳さんは復帰まで尽力し、2020年1月30日にトークライブで本格的にコンビ活動を再開し。
合わせて二人揃って会見を行いました。その際に淳さんは若手時代のトレードマークであった赤髪で登場して話題になるとともに、亮さんの復帰を明るく後押しする気持ちが伝わる、終始笑顔の絶えない会見となりました。
2020年1月10日付で亮さんは吉本興業を離れ、淳さんと共に設立した株式会社LONDONBOOTSに所属し、同社の所属タレントとして吉本興業とエージェント契約を結んだ形で芸能活動を行っていました。
解散発表の際には、「吉本に戻ってきたらいいよ。」という淳さんの想いに対し、「戻ることができない理由がある。」という亮さんの想いもあったことが明かされました。一度屋号を下し、それぞれが個人として活動することを選んだお2人ですが、これからも「ロンドンハーツ」には双方が出演予定で、依頼があれば他の仕事でも共演すると明言されていました。お二人の関係が悪化したなどの理由ではなく、とても前向きな解散であることが分かり、共演の機会も続くことから、ファンのみなさんも安心されたのではないでしょうか。
3.SMAP:日本のエンタメ界を揺るがす、国民的グループの解散劇

SMAPの解散は、日本の音楽・芸能界にとって非常に大きな出来事でした。
SMAPは1988年にデビューし、その後、テレビ、映画、音楽、舞台と多岐にわたる活動を展開し、日本のエンタメシーンに多大な影響を与え続けたまさに国民的グループです。グループが解散したのは2016年12月31日。解散までの約28年間、SMAPは数々の名曲や名シーンを生み出し、何度も私たちの心に残る瞬間を提供してくれました。
解散に至る経緯として、メンバーの中居正広さんと香取慎吾さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さん、木村拓哉さんとの間で、今後の活動やグループの方向性に関する意見の食い違いがあったと言われています。特に、木村拓哉さんは解散を思いとどまるように説得し、事務所との関係を維持するために解散を避けようとしたという報道もありました。このような意見の対立が、最終的に解散の決断を引き起こした背景の一つと言われていますが、事実は公に語られていません。
SMAPの解散は、ただのアイドルグループの解散ではなく、日本のエンタメ文化に対する大きな衝撃でした。
多くのファンが涙を流し、テレビを通じて見守り続けた時代の終わりを感じました。
テレビ業界もその影響を受け、「SMAP×SMAP」という長寿番組が終了したことや、
SMAPメンバーのそれぞれが独立して活動するようになったことに対する、メディアの反応も大きかったです。
リーダーの中居さんは、引き続きバラエティでの活動を続けますが、2025年に芸能界を引退。
解散後も木村さんは俳優としての活躍を続け、ドラマや映画で引き続き人気を集めています。
香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さんの3人がジャニーズ事務所を離れ、新事務所に所属して「新しい地図」として活動することにも注目が集まりました。
SMAPの解散によりエンタメの1つの終焉を感じるとともに、
個々の活躍を見ると、彼らがこれからの未来に向けて新たなステージで進化し続けていることを感じます。
SMAPが解散したことで、逆に個々の才能がより鮮明に見えるようになったという側面もあると思います。
解散という決断が、次のステップへ進むための一歩となり、SMAPのメンバーそれぞれがより強い個性を発揮し続けてくれることを期待しています。
4.TOKIO

TOKIOは 、2025年6月25日に自身の公式サイトで解散を発表しました。
2018年の山口達也さんの不祥事、2021年の長瀬智也さんのグループ卒業を経て、
新たに株式会社TOKIOを立ち上げ、グループとしての一体感・活動の方向性が固まりつつある中で、
グループ結成35周年を迎える節目の年での解散決定となりました。

1994年のデビューから約31年――五人で観てきた歩みが唐突に幕を閉じたことは、
長い歴史を共有してきたファンにとって非常にショックだったと思います。
TOKIOの解散は、スキャンダルと内部構造の変化が重なった結果の決断であると見る人が多いでしょう。
ただ、日本テレビの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画である「DASH村」をきっかけとして、震災後も福島の復興やPR活動に尽力したことや、
多くの人を勇気づける音楽やパフォーマンスをを届けたこと、5人が築いてきた歴史、ファンとの絆は決して消えるものではありません。
新たな挑戦に注目し、温かく見守りたいと思います。
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